神経の保存と、できるだけ削らない治療

20代女性

右上の奥歯に大きな虫歯がありました。

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虫歯除去途中

虫歯を除去したところ、歯の神経が一部露出しました。

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虫歯除去後

消毒を行い、MTAセメントにて神経を保護しました。

その後、プラスチックで充填しました(ダイレクトボンディングといいます)

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MTA、ダイレクトボンディング

術後2年経過しましたが、特に症状もなく神経が生きているかどうかの検査には正常に反応します。

MTAの成分により、若干歯の色が暗くなっているようにも見えます。現在は歯の変色が起こりにくいMTAセメントを使用しています。

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術後2年

今後も神経の状態を定期的にチェックしていく必要があります。

 

※MTAセメントによる神経の保存、ダイレクトボンディングは保険適応外です。

費用:4万〜7万円

 

デメリット:

100%神経が残せるとは限りません。

治療後に痛みが出たり、歯の神経が死んでしまった場合は、神経の治療が必要となります。その際は別途費用がかかります。