30代女性
右上前歯の変色が気になるということで来院されました。
10年以上前に神経の治療を行なったそうです。
レントゲンで、根の先に病変はありませんが、根管に詰めてある薬が隙間があるようにも見えるので、根の治療からやり直す事にしました。
根管治療後に歯の漂白(ウォーキングブリーチ)を行いました。歯頚部の変色が強く、通常よりも回数はかかりましたが、1ヶ月半程度で隣と同程度まで白くなりました。
歯の変色の治療は、削って被せ物にする方法もありますが、今回はできるだけ自分の歯を削らずに残す方法を選択しました。
歯質が薄くなっている部分もあり、将来歯が大きく欠けたりした場合には削って被せ物にしますと説明しています。
歯が重なっている部分は虫歯や歯周病になるリスクが高いため、矯正治療で歯並びも綺麗に治すことを提案させていただきました。
ウォーキングブリーチ:3万円 / 本
注意点:漂白の効果には個人差があります。効果が十分に得られない場合は削る治療を選択する場合もあります。経年的に、歯の色が後戻りする傾向があります。