詰め物の精度

他院で左上7番のセラミックインレーを最近入れたとのこと。

患者さんに特に症状はありませんが、レントゲンで明らかな不適合が認められます。

このままでは虫歯と歯周病の原因となります。

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セラミックの不適合

患者さんと相談の上、口の中で形態修正と研磨を行ってみて、ダメなら作り直しましょうということになりました。

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幸い、今回は形態修正と研磨のみである程度改善できました。

 

このように、保険外診療で良い材料で治療を行ったとしても、必ずしも精度の高い治療が行われていない場合があります。

セラミックで治したから必ずしも精度が高いというわけではなく、歯の治療の精度は、歯科医師の技術の差にかなり影響を受けます。

そして、残念ながら患者さん自身でその差を判断することは難しいと言えます。

 

また、保険診療の場合は、短時間で雑に治療を行っても、長い時間をかけて丁寧に治療を行っても、得られる診療報酬は同じに設定されています。

当院では、保険診療でもできるだけ丁寧に診療を行っておりますが、保険外診療の方が、使用できる材料、治療にかけることのできる時間の関係で精度の高い治療を行うことができます。(保険外診療を強くすすめることはしておりません)

 

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