橋本グリーン歯科ブログ

神奈川県相模原市緑区

全顎治療:インプラント、セラミッククラウン

初診は約6年前、左下の親知らずが欠けたということで来院されました。

初診時

 

過去に治療を受けた歯が多く、被せ物も古くなっており、虫歯も認められます。歯周病も進行し、インプラント周囲炎も起きている状態でした。

 

全体的に治療のやり直しが必要ですが、状態の悪い歯が多く、一度治療介入するとそのまま抜歯になってしまうと考えられる歯が多い状態でした。

全体的に治療を行うとなると、数ヶ月単位ではなく、年単位で治療期間がかかると考えられます。患者側にも治療に対する十分な理解と高いモチベーションが必要となります。

△:抜歯?

この時点では患者と相談し、左下の親知らずの抜歯のみ行い、他は一旦経過観察としました。

 

その後約3年間は定期的にメンテナンスに来院してもらいながら経過観察を行なっていましたが、左上のブリッジが脱離し治療が必要となったため、このタイミングで全体的に被せ物を外して治療を行なっていくことになりました。

↓左上を一旦仮歯にした状態です。

被せ物を全て除去して歯の状態を確認し、抜歯が必要な歯は抜歯、残せる歯は根管治療を行いました。

またインプラント周囲炎が進行しているインプラントは撤去を行いました。

┌45除去時

抜歯後、治癒を待ってインプラント埋入を行いました。

インプラントの部分に仮歯が入るまでは治療用義歯を装着しました。

抜歯後

治療用義歯

仮歯の状態で、歯の形態や咬み合わせの調整を行い問題ないことを確認して最終的な被せ物を装着しました。

インプラント埋入後、仮歯

インプラント埋入時に骨造成を行い、また仮歯の段階でインプラント周囲に歯肉移植を行なったためトータルの治療期間が約3年とかなり長期になってしまいました。

治療後

上の前歯は、残存歯質も少なく抜歯してインプラントにすることも検討しましたが、患者と相談し、今回は抜かずに残すことにしました。できるだけ長持ちして欲しいですが、将来的に問題が起きる可能性が高く、その際は抜歯してブリッジやインプラントにする必要があります。

治療後、パノラマ

ナイトガードを夜間は使用してもらいます。

今後は定期的にメンテナンスに来てもらいながら経過を診ていきます。

ナイトガード

治療前後の比較

治療前後の比較

治療期間:約3年

セラミッククラウン:10万円/本〜

インプラント(手術+被せ物):約40万円〜/本

 

※歯の治療は何度もできるわけではなく、平均5〜6回治療を行うと次は抜歯になると言われています。自分の歯を長持ちさせるためには、初期の治療の段階で可能な限り精度の高い治療を受けることが重要です。

 

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矯正治療:失活歯抜歯

30代女性

右上の奥歯が激痛ということで来院されました。

初診時は右上6番の抜髄を行いました。

 

根尖部に透過像のある右下7番の治療も希望され、また歯並びも気になるということで

状態の悪い失活歯を抜歯して矯正治療を行うことを提案しました。

失活歯を抜歯して矯正治

失活歯を選択的に抜歯することで、治療後の口腔内をより安定した状態にすることができます。抜歯する歯によっては、歯の移動量が多くなり治療期間が長くなってしまうなどのデメリットもあります。

当院では矯正専門医と連携し治療可能か相談の上、治療方針を決定しています。

治療期間:約3年

 

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ダイレクトボンディングによる歯の虫歯治療

右下第二大臼歯、歯と歯の間に虫歯があり治療を行いました。

直接充填するダイレクトボンディングという方法で治療を行いました。

セラミックと比較して削る量が少ない、一回で歯が入るというメリットがありますが、口を開けている時間が長いというデメリットもあります。

治療する歯ができるだけ長持ちする治療法を提案するようにしています。

ダイレクトボンディング

残っている歯の溝や膨隆から、咬合面の形態をイメージして充填していきます。

充填のイメージ

治療前後の比較

↓咬合面の裂溝付与〜仕上げ

https://youtu.be/Z4ITN0uHAu0?si=aExzuIgGdLXnEUHx


www.youtube.com

ダイレクトボンディング

 1歯 50,000円〜

 

https://hashimoto-g-shika.com/

咬み合わせの治療(義歯)

義歯を作りたいということで来院されました。

下の義歯は使用していないとのことでした。

上の義歯は、下の歯と接触する部分がかなりすり減っている状態でした。

まず仮歯と治療用の義歯を装着して咬み合わせや歯並びを整えます。

今回は、上の義歯は修理をして、下顎は仮歯と治療用義歯を装着しました。

この段階で最終的な義歯にできるだけ近い形態にしておき、それを基準に最終的な義歯を作製する事で、治療後のトラブルも少なくすることができます。

最終的な義歯装着後、何度か調整に来てもらい問題がなければメンテナンスに移行します。

↓治療前後の比較

治療期間:約半年

虫歯削るべきか慎重に考える(ダイレクトボンディング)

20代女性

右上7番の詰め物が取れたとのことで治療を行いました。

6番の詰め物も同時にやり直すことにしました。

7番は、他院で小さい虫歯があると言われ詰め物をしたそうですが、すぐ欠けてしまったとのことです。

 

当院に受診歴がある患者さんで過去のレントゲン、写真を確認すると、元々何の治療もされていない天然歯で、レントゲンでも異常は認められません。

小さい虫歯があったとのことですが、本当に削る必要があったのか・・・?

小さい虫歯を削るために健全歯質を不必要に削ってしまっていないか・・・?

 

虫歯を削る基準は、歯医者ごとに異なります。

 

当院では小さい虫歯であれば定期的に進行していないかチェックしながら経過観察を行うことも多いです。

歯は一度削ると2度と元には戻りません。

治療が必要になった際は、最小限の切削で、できるだけ精密な治療を行う方が歯は長持ちします。

今回はマイクロスコープ下でダイレクトボンディングを行うことにしました。

古い詰め物の除去後↓

残っている歯の形や溝から、本来の歯の溝と膨隆をイメージして充填していきます。

充填後↓

治療時間:90分枠

ダイレクトボンディング:1歯 40,000円〜

デメリット:欠けるリスク、開口時間が長い

 

↓治療動画(8倍速)

youtu.be

 

根管治療の重要性と手順

右上6、セラミックの被せ物を入れた歯が痛いということで根管治療を行いました。

CTでMB根の根尖部に病変が認められます。

根管治療のやり直しを行うことにしました。

被せ物、土台を外して、虫歯を徹底的に除去します。

残存歯質が少なくなっているので、レジンで補強して壁を作ります(隔壁)。

顕微鏡で確認しながら根管内の洗浄を行います。

フィンと呼ばれる部分は超音波の器具で削って洗浄します。

痛み、腫れもなくなったため、根管充填を行います。

根管治療後は仮歯を装着して数ヶ月経過観察を行いました。

治療開始後約5ヶ月で症状は特になく、再度CTを撮影し治癒傾向が認められたので最終的な被せ物を装着しました。

治療前後のCT比較

根管治療をきちんと行うことも重要ですが、根管治療後にできるだけ精度の高い被せ物を装着することが歯が長持ちするためには重要です。

今回はセラミッククラウンを装着しました。

今後は定期的にメインテナンスを行なっていきます。

 

顕微鏡を使用した根管治療:約5〜10万円

セラミッククラウン:約10万円

 

治療のリスク:歯根破折のリスク、根尖病変再発のリスク、セラミックが欠けるリスク

 

※歯の治療は無限にできるわけではなく、平均5〜6回治療を行うと次は抜歯になると言われています。自分の歯を長持ちさせるためには、初期の治療の段階で可能な限り精度の高い治療を受けることが重要です。

咬合再構成(インプラント、セラミック)

入れ歯が合わないということで全体的に治療を行いました。

数年前に自費の義歯を作製したとのことですが、義歯を装着していると嘔吐反射が出てしまうため、欠損部にはインプラントを希望されました。

義歯を外した状態では、反対咬合で臼歯部の咬合支持がなく、咬み合わせが深くなってしまっている状態でした。

不適合の被せ物を外して仮歯に置き換えた状態です。

模型上で咬合の診査を行い、咬み合わせと被せ物の形態の変更で治療可能か診査を行いました。

連携している技工士と相談しながら、模型上で治療のゴールのシミュレーションを行います。

診断用ワックスアップ

今回は咬み合わせと被せ物の形態の変更で治療が可能と判断しました。
診断用ワックスアップを元に新しい仮歯と治療用義歯を装着します。

この工程は仮歯19本の装着と義歯の調整が必要なため、3〜4時間程度予約を確保して治療を行いました。

咬み合わせの位置を変更しているので、問題が起きないか経過観察を行いながら、欠損部にインプラントを埋入しました。

インプラント部に仮歯が入ってようやく義歯が不要になったので、再度咬み合わせに問題がないか経過観察を行います。

この状態で仮歯の調整を行いながら、形態、咬合の確認を行い、最終的な被せ物を装着しました。

今後は定期的に来院していただき、問題が起きないか確認していきます。

ギリギリの状態で抜歯せずに残した歯もあるため、将来的に治療が必要な箇所も出てくると考えられますが、今回全体的に咬み合わせから治療したので今後何か問題が起きても局所の治療で対応可能と考えられます。

治療前後の比較

今回のように全体的に治療を行うと、治療期間が長くかかり通院回数も多くなります。

治療途中で仮歯が脱離・破折したり、痛みや腫れが出て急患で来院していただくこともあり、根気強く通院していただく必要があります。

仮歯の期間も長くなるため、治療期間中にう蝕ができてしまわないようブラッシングを頑張っていただく必要があります。

治療の成功には患者さんの協力が不可欠です。

 

治療期間:約2年

治療費:約300〜400万円

治療のデメリット:セラミックが破折する可能性、失活歯の歯根破折のリスク、インプラント周囲炎のリスク